稲荷寿司。おいなりさん、信田寿司、きつね鮨。呼び方も色々ありますが、甘辛く炊いた油揚げに、酢飯を詰めた物です。
関西では三角形の稲荷寿司があるようですが、関東で一般的な俵型の稲荷寿司を作っています。
ご飯に具を混ぜ込んだものや、フタをせず上に具をのせた、見栄えの良いものなどもありますが、紹介させて頂く稲荷寿司は基本的な稲荷寿司です。この稲荷寿司が作れるようになったら、アレンジも簡単にできる事でしょう。
稲荷寿司材料と割合
12個の稲荷寿司ができます。
・油揚げ 2パック(3枚入り) ・米1合強
・すしのこ 適量
油揚げを炊く調味料
・出汁 720㏄ ・濃口醤油 90㏄
・砂糖 70g ・味醂 45㏄
『すしのこ』は大き目のスーパーには置いてあると思います。近所のスーパーにない時はアマゾンでも購入できます。このすしのこという商品はかなり優秀です。家庭で少ない量の酢飯をすし酢で作るのは水っぽくなり、失敗が多く、難易度が高いです。このすしのこを使うとその様な失敗は一切なくなります。好みの味になるまで、混ぜ込むだけです。
それでも私はすし酢を合わせるわ!という方の為にすし酢の割合の記載があるページもありますので、見てみてください。
稲荷寿司の作り方
油揚げを半分に切ります。
半分に切った油揚げを湯通しします。
ボールに油揚げを入れ、熱湯を注いでも良いですし、湯が沸いてる鍋に油揚げを入れても良いです。
湯をして油を抜くことが目的となります。
湯ができたら、ザルにあげておきましょう。
先に紹介した油揚げを炊く為の出汁を用意し、鍋にいれます。
・出汁 720㏄ ・濃口醤油 90㏄
・砂糖 70g ・味醂 45㏄
出汁は出汁の素でも代用可能です。出汁の素の場合一度火にかけ、しっかり素をとかし冷ましてから使ってください。
油揚げが冷めたら、合わせた調味液に油揚げを入れます。この時油揚げに余分な水分が残っているので、絞ります。
この絞る作業は、力加減が難しいです。力を入れ過ぎると切れてしまいます。しかし力が弱いと水っぽい物になってしまいます。
中火で炊き、沸いてきたら弱火にして、落し蓋をして、一時間程炊きます。その間2度程様子を見て、油揚げの上下を変えてあげましょう。
油揚げが炊きあがったら、常温で冷まします。冷めていく時に味が入っていきます。
2時間もあれば冷めます。
私は前日に油揚げを炊き、当日、米を詰めるだけにしています。
炊き立ての米にすしのこを入れよく混ぜます。この時、少しずつ入れ好みの酢飯にして下さい。
すし酢を使う時、固めの米を炊いたり、炊いた米の上だけを使ったりしますが、すしのこを使う場合、炊き立てであれば、上手にできます。
我が家に、炊飯器はありません。土鍋で炊いた米が美味いからです。どんなに炊飯器が進化しても土鍋にはかないません。稲荷寿司を作る時も、美味しい米で作った方が良いですね。是非土鍋で米を炊いてみてください。
油揚げをまた絞ります。
水を絞る時より、軽く絞ります。
ジュワっと出汁が出てくる程度に絞ります。
油揚げが全て、絞れたら酢飯を12個に丸めてます。この様にすることで、最後に酢飯が余る事が無くなります。
俵型に丸め、油揚げに入れ、入れた口を折り畳み完成です。
そんなに酢飯作らないし、すしのこ余っちゃうぁ~。
そんな時のためにすしのこで作る、酢の物も紹介していますので、そちらもご覧ください。