鯛のかぶと煮とは、鯛の頭を甘辛く煮詰めた料理です。鯛の身も入れる人もいますが、今回は鯛の頭と少々の野菜をフライパンで煮詰めた料理になっています。
鯛のおろし方や鯛の頭の割り方などは別で紹介しています。
鯛のかぶと煮材料
材料
・鯛の頭 半分
・ごぼう 4分の1 ・椎茸 1個 ・冷凍里芋 2個~
・絹サヤ 数枚
・生姜 煮るよう数枚と千切り
調味料
・水 180㏄ ・日本酒もしくは料理酒 180㏄
・砂糖 300g ・醤油40㏄ ・味醂5㏄
・昆布 1枚
和食屋では、鯛のかぶと煮を提供する時、山椒を天辺に添えることが多いです。鯛のかぶと煮との相性が良いです。
今回は家庭で鯛のかぶと煮を作る事を想定していますので、山椒を添えていません。
鯛のかぶと煮作り方
絹サヤは掃除(筋を取って)ボイルしておきましょう。
生姜は千切りにして少し水でさらし、水からあげておきます。
鯛の頭に熱湯をかけるもしくは、沸いている鍋に落としボイルします。
汚れを落とすとともに、残っているウロコを立たせて取りやすくします。
熱湯をかけたら30秒程待って、水でさらしながら、ウロコや血など掃除します。
冷凍の里芋はとかしてから、椎茸は軸を外して、ごぼうは一口サイズにして、生姜は数枚、鯛の頭は水気をふき取って全てフライパンに重ならないように並べます。
水180㏄と酒180㏄、昆布一枚入れて中火にかけます。
沸いたら、アクを取ります。
その後砂糖300gを2回から3回に分け入れます。
砂糖が全て入ったら醤油40㏄入れ煮詰めます。中火で25分位です。
出来上がる直前に味醂5㏄を入れます。これは料理の照りを出すためです。
最初に比べると汁気は半分以下になって、少しトロッとしています。
盛り付けですが、熱すぎて盛り付けができない場合少しだけ冷めてから盛り付けて、フライパンに残った汁気を火にかけ温め直して、上から掛けましょう。
絹サヤを散らして、天に生姜の千切りをのせて、完成です。
食べるところも少なく食べにくいですが、旨味たっぷりの料理です。
私はお酒をチビチビ飲むときによく作ります。日本酒や焼酎などにピッタリです。
お酒を飲み終わった後、締めが欲しいなぁ~と思います。この残った汁をご飯にぶっかけ、山葵、刻み海苔をのせて、玉露(お茶)をかけてお茶漬けにして食べます。甘辛いタレがいつものお茶漬けにアクセントをつけてくれて、やみつきになる事でしょう。
このお茶漬けに関して、玉露やかぶせ茶といった、旨味の強いお茶がオススメ。