油なすとは長野県の郷土料理です。
この油なすという料理は茄子とピーマンを使った味噌炒めです。
『油味噌』という同じような料理の紹介も見受けられます。
和食の世界では、油味噌には他の使われ方もします。
- 味噌の中に油で揚げた麻の実と粉山椒を入れた物
- 油で練った味噌
※長野県でも呼び方は『油なす』と『油味噌』と2種類あるようですが、どちらも同じ料理の事を指しています。
この様な意味も持つので今回の名称は『油なす』と呼ぶ事にします。
タイトルに懐かしいと言いましたが、私がこの油なすをつくるとおばあちゃんが作ってくれた油なすと同じような味になりおばあちゃんを思い出します。おばあちゃんは農家なので夏場になると茄子の料理を良く作っていました。
油なすは作るのも簡単で非常に使い勝手も良いので多少多めに作っておいても良いと思います。今回の分量は2~3人前となります。
油なす 材料
・千両茄子 4本 ・ピーマン3個 ・油 30㏄
割合
・味噌 30g ・水 10㏄ ・味醂15㏄
・砂糖 10g ・薄口醤油 少々 ・七味唐辛子 少々
茄子は道の駅で購入してきた千両茄子。見た目は悪くてもクタクタになるまで煮てしまうので気にしなくて良いです。長野県の茄子、小布施町丸茄子なんて使ってみると本格的な郷土料理になりますね。色々な茄子のブランドを紹介したページもありますのでご覧ください。
味噌は市販の信州みそを使用しました。
油なす 作り方
ピーマンは種を抜き、ナスはヘタを取り、食べやすい大きさにカットします。
少々大き目でも問題ないです。
割合にある調味料
味噌30g、水10㏄、味醂15㏄、砂糖10g、薄口醤油少々、七味唐辛子少々をよく混ぜ味噌のダマが無いようにしておく。
温めたフライパンに油30㏄を敷きます。少々多いのですが、ナスが油を吸って染むので多いのです。
ナスから炒め、ナスがしんなりして火が入ってきたらピーマンを入れます。
軽く炒めたら、味噌の合わせ調味料を全部入れます。火を弱くして全体に味噌の合わせ調味料が廻る様にフライパンを振ります。
ナスがクタクタになるまで炒めましょう。味見をしてナスの中まで味が入っていれば出来上がりです。
写真の油なすは個々盛りにしました。このお皿が4つできました。
余ったらお弁当にしても次の日の酒の当てにしても美味しいです。冷めても美味しいので作りすぎてしまっても安心な料理です。