暑い日は、できるだけ火を使わずにサッと作りたい。
そんなときにぴったりなのが、山形の郷土料理「だし」。
刻んで漬けるだけなのに、ごはんが止まらなくなるおいしさです。
今回は、オクラなし・火も使わない、もっと手軽な「だし」の作り方をご紹介します
ユーチューブでも紹介しています。動画の方が見やすい方はコチラ
山形の郷土料理だしとは?
「だし」という名前は、山形県の方言や食文化に由来しています。
本来「だし」とは、細かく刻んだ食材を混ぜたもの全般を指す言葉で、語源としては
「具材を“出す”」「刻んで“出す”」という意味合いから来ているとも言われています。
また、山形では古くから、家庭にある夏野菜を細かく刻んで混ぜるだけの混ぜおかずを
「だし」と呼び、冷やご飯や豆腐にのせて食べる習慣がありました。
つまり、「出汁(だし)」のように旨みを引き出すという意味合いもありつつ、
“刻んで混ぜて食卓に出す”手軽なおかずとしてのニュアンスが合わさった、
山形ならではの呼び方なのです。
だし材料

・胡瓜 2本 ・ナス 1本 ・茗荷 1パック
・大葉 10枚 ・納豆1パック
割合
・そばつゆ 大さじ7 ・黒酢(酢) 大さじ1
・昆布だし 5g
だし作り方
野菜は水で洗って使いますが、切った後、水でさらしたりしません。
アクが回ってくるので手早く行いましょう。

野菜はすべて細かく刻みます。

ボールに合わせて、上記割合を全て入れよく混ぜ合わせます
この状態で落としラップをして3時間程冷蔵庫に入れておくと、味がしっかり入り冷たくて美味しいです。

味付けした納豆を混ぜ完成となります。
・本来かごめ昆布や納豆昆布といったもので粘りを出すのですが、他の料理に使うことも少なく余ってしまうため、昆布だしと納豆といった一般的によく使われている材料で作成しました。
だし食べ方と感想



豆腐や冷しゃぶ、うどんなども美味しいです。
夏バテや食欲不振でも食べれるような軽さです。また作る手間も少なく作り置きもできるので夏にピッタリの一品だと思います。
さっぱりしているのに、野菜の旨味を感じられる料理なので是非一度試してみてください