森のバターとも言われるほど栄養素が高く非常に美味しい食材ですが、半分使って、半分冷蔵庫に入れて置いたら黒くなってしまった事ありませんか?
飲食店などでは酸化すると言いますが、切り口が空気にふれて褐変(かっぺん)という現象が起きます。
褐変とは、食品が調理や保存などの過程で黒色や茶色に変色することです。
アボカドの褐変はポリフェノールという色素成分が原因で起こります。
どの様に保存すれば褐変が起こらず、黒くならずに済むのでしょう。その様な事を解説していきます。
まずアボカド保存法の前にアボカドには食べごろがあり、選び方も大事です。『アボカド食べごろ。アボカド選び方』で詳しく解説しておりますのでそちらをご覧ください。
アボカドの切り方
アボカドは基本半分にしてから加工します。
アボカドを左手に持ち、縦半分に包丁を入れると種に当たります。
種に当たったら左手を回して包丁を一周回します
両手で反対に優しく回すと半分に綺麗に割れます。
真ん中に種が残っていますので包丁のアゴを軽く刺しアボカドをクルっと回すとポロっと取れます。
半分保存する場合は種を取らないで保存します。
アボカド保存法
半分に切ったアボカドを保存する時は種は取らずに保存します。種を取ってしまうと空気にふれる部分が増えるので種はそのままにしておきましょう。
アボカド保存法 レモン汁
一番メジャーなやり方なのではないでしょうか。私は保存する時はもちろんの事料理する時にもアボカドが変色しない様レモンをかけます。
私は特にレモンが好きなのでこの方法を好んで使います。
これはレモンに含まれるビタミンcが変色を防いでくれます。
断面にレモン汁を絞りかけラップをして保存します。レモンを絞っても市販のレモン汁でも同じ効果が得られます。
アボカド保存法 酢
レモンもレモン汁もない!という時には酢をかけましょう。
酢に含まれている酢酸が酸化を抑える働きがあります。
断面に酢を塗りラップをして保存します。
しかしレモンに比べると少々酢の香りが気になります、ドレッシングや和え物に加工する分には問題ないですが、生で食べてもらう料理の時は違う方法を選んだ方が良いでしょう。
アボカド保存法 オリーブオイル
酸っぱいのが苦手な方はこの方法が良いのではないでしょうか。
オリーブオイルにはオレイン酸という不飽和脂肪酸が含まれていて、アボカドの酸化を防いでくれます。
断面にオリーブオイルを塗りラップをして保存します。
アボカド保存法 タマネギと一緒
密閉した容器にカットしたタマネギを一緒に保存するだけで変色を防いでくれます。
玉葱から発生する硫黄成分がタマネギの酸化を抑える働きがあるからです。
アボカド保存法 レンチン
オススメしませんがレンジでチンすると方法もあります。
レンジ500w10秒程で酸化の酵素を破壊して変色を防いでくれます。時間を間違えるとドロッとします。見た目で判断が付きにくい方法です。
アボカド半分 保存期間
アボカドは包丁を入れたらすぐに全部使った方が良いですが、使い切らない事もあると思います。
半分にカットしたアボカドは保存法を使っても2日程しか持ちません。早めに調理してあげましょう。
アボカド半分冷凍保存
アボカドの冷凍は出来ます。解凍は冷蔵庫で自然解凍させます。
オススメはしません。解凍の際に酸化が進みます、一度冷凍すると味が落ちます。冷凍したアボカドはソースやドレッシングなどにすることが良いでしょう。サラダなどにしたい場合は生のアボカドを使ってあげましょう。
アボカドは買ってきたら全部使い切ってしまうのが一番良いという事です。
もしアボカド料理に悩んだら『アボカド世界の料理』を見てみてください、世界の色々な料理を紹介しています、あなたのアボカド料理の幅が広がるかもしれません。