家庭でなめろうを作る事はありますか??私は味噌を使った料理が非常に好きなので夏場、味のなめろうをよく作ります。非常に簡単です。そして多めに作ってアレンジレシピを使って手を加え楽しんでおります。
今回は、鯵のなめろうの他に、なめろう茶漬け、サンガ焼き、フワフワなめろうハンバーグの4種のレシピの紹介をします。
鯵の卸し方については他のページに詳しく紹介していますのでそちらをご覧ください。
鯵のなめろうとは
レシピの前にまず鯵のなめろうについてお話します。
なめろうという名称は諸説ありますが、提供された皿をなめるほど美味いからなど言われています。
なめろうと、叩きの違いは、定義はないのですが、一般的に『叩き』は細かくした鯵の身に刻んだ薬味を入れたもの、下味を付けたものです。『なめろう』は鯵、薬味を叩きより細かく刻み、味付けは味噌です。粘りが出るまで包丁で叩きます。
鯵のなめろう作り方
材料
・鯵1本分 120g位1本 ・長ネギ(万能ネギでも可) 3分の1本
・茗荷 1本 ・大葉 3枚 ・卸生姜 少々
・白味噌 小さじ1杯弱 ・赤味噌 少々
薬味は刻んで水にさらしておきます(10分位)
鯵を細かく包丁した後、包丁でガンガン叩いていきましょう。
この段階である程度細かくします。
水をよく切った薬味、卸生姜、味噌を加え、包丁で叩きます。
粘りが出てきたら完成です
好みにもよりますが、赤味噌を少し入れることで美味しくできます。私は赤味噌は京桜味噌を使っています。それでも味が決まらない時には少し醤油を少し垂らしてみてください。
鯵のなめろう茶漬け
なめろう茶漬けは非常に簡単で、非常に美味しいので是非一度試してみてください。
なめろうをそのままご飯にのせてお茶をかけても美味しく召し上がれますが、茶漬けにするときには、なめろうの味を少々濃く付けてあげましょう。味噌を多くするだけで大丈夫です。そして天(上)に刻みのりを添えてあげましょう。
そして、この時のお茶なのですが、『玉露』が一番美味しかったです。他のお茶も色々試しました。その結果玉露が一番美味しく食べられることが分かりました。かぶせ茶や煎茶なども美味しかったのですが食べ比べてみると違いが分かります。
なめろうの味を濃くしないのであれば、お茶の方をお茶と出汁を1対1で割り、塩、薄口醤油で当たり(味)を付けましょう。
夫婦で晩酌をした締めにしても良いですし、お酒を飲んで帰ってきたお父さんも喜ぶ優しい味です。
鯵のさんが焼き
さんが焼きとは、漁師は船の上でなめろうをなめろうを作り食べ、そして山に仕事に行くときはなめろうを持っていき、鮑の殻やホタテの殻などにのせ、山小屋で焼いたり蒸したりして食べました。この山小屋が山家(さんが)となりさんが焼きという名称になったと言われています。この為、和食屋で提供する時は鮑の殻などにのせ提供することが多いです。
家庭ではなめろうをフライパンで焼くだけです。
お弁当などにも使えますが、お弁当に使う際にはしっかりと中まで火を入れましょう。すぐ食べる場合で鮮度が良い場合は中が半生でも美味しいです。
もう少しアレンジを加えることもできます。蓮根を薄くスライスして2枚、大葉を2枚用意して、なめろうを挟んで焼きます。焼き時間に少々時間が掛かりますが、食感が良く大葉の香りが非常に良い料理です。蓮根と大葉、なめろうの間には少し小麦粉をはけ等で振ってあげることで剥がれることも無く焼けます。
鯵のなめろうフワフワハンバーグ
他のなめろうアレンジ料理に比べると難易度が上がります。フワフワすぎて焼くのが難しいです。私大和芋好きで多めに入れてしまうせいもありますので、はじめての挑戦の際は大和芋の分量減らしてみてください。
なめろうは少々味を濃く作っておきます。味噌を少し増やし、濃口醤油は少々。
大和芋80gをすりおろし、なめろうと混ぜ合わせます。
フライパンに油を敷き温めたら、お好み焼きを焼く時のようにボールから、フライパンになめろうを流し込み、木べらで形を整えます。火は弱火でじっくり焼かないと中まで火が入りません。
器に盛る時、非常に柔らかいのでフライ返しなどを使って丁寧に盛ってあげましょう。
今回大根おろしを添え、ポン酢で食べましたが、そのままでも食べられます。
魚が嫌いなお子様でも食べられるのではないでしょうか。フワフワで味噌香り、魚の生臭さなどは一切ありません。魚好きには少々物足りなさは感じるかも知れませんが。