カロリーとは!?
車を動かすのにガソリンが必要であり、エアコンを動かすには電気が必要、人が生きて、活動するために必要なものがエネルギーとなります。このエネルギーを得るためには食べ物から摂取します。この摂取する際にエネルギーの素となる栄養素を三大栄養素と言います。このエネルギーを計算する際の単位がkcal(カロリー)です。このkcalの一日の消費量は人によって違いますし、行動などによっても変わってきます。エネルギーの単位はkcal(カロリー)と言いましたが、kJ(キロジュール)という単位もあります。これは違う性質の物でなく同じものを違う単位で表しているだけです。kJ(キロジュール)をkcal(カロリー)に変換するには、4.2で割ることによりkcal(カロリー)の数値になります。余談ですが日本ではkcal(カロリー)での表記が多いですが国際的にはkJ(キロジュール)で統一することを推奨しています。
人間が生きて行く上で必要なエネルギーの1つの単位が『カロリー』ということですね。
三大栄養素とエネルギー
「炭水化物」「脂質」「タンパク質」が三大栄養素です。この3つからエネルギーが生み出されますが一つ一つエネルギーに換算される際の数値が異なります。
(1gあたり)
炭水化物 | 4kcal |
---|---|
タンパク質 | 4kcal |
脂質 | 9kcal |
この数値は色々な実験の末、人が利用できるエネルギー値と定められましたので、この数値は絶対で食品によって変わる事はありません。表を見てみると、圧倒的に脂質が同じ量から摂取できるエネルギー量が多い事に気が付きますね。脂質は少ない量で多くのエネルギー量が取れるコスパの良い成分と言える半面、食べ過ぎてしまうとエネルギーを採りすぎてしまい、肥満を生じやすくなってしまいますね。
カロリー計算
例えば朝。ヨーグルトを100g食べた時
炭水化物 | 4.9g×4kcal=19.6kcal |
---|---|
タンパク質 | 3.6g×4kcal=14.4kcal |
脂質 | 3.0g×9kcal=27kcal |
19.6+14.4+27=61
エネルギー摂取量は61kcalとなります。
食品成分表など見れば一番左やや上の方にエネルギーが記載されていますので、自分で計算することはあまりないと思いますが、この様な計算をしている、程度に覚えておいてもよいでしょう。下記データーベースで、名称を入れると食品の成分を調べることができます。
脂質
脂質には、トリアシルグリセロール当量、脂肪酸飽和、脂肪酸一価不飽和、脂肪酸多価不飽和、コレステロール等があります。食品成分表にはこれらを足された数字を脂質として記載されています。
トリアシルグリセロール当量
中性脂肪のこと脂肪酸
脂肪酸は脂質を生成している成分、その科学的構造から二重結合数によって分類されている。二重結合がないものが飽和脂肪酸、二重結合が一つのものが一価不飽和脂肪酸、二重結合が2つ以上の物を多価不飽和脂肪酸となっている。
コレステロール
脂質の一種、人間の血液中だけでなく、脳、内臓、筋肉など全身に広く分布、細胞膜、性ホルモン、胆汁等の材料となる。人の体は約60兆個の細胞からできており、その一つ一つの細胞膜の材料がコレステロールとなっていて非常重要な役割を持っている。しかしこのコレステロールは摂取しすぎると生活習慣病などに直結し命の危険性が高くなります。
3大栄養素以外の栄養素はいらないのか?
食品成分表には3代栄養素の他に食物繊維、無機質(ミネラル)、ビタミン等が記載されています、3大栄養素は生きて行くために必要と言いましたが、それだけでは健康な日々は送れません、この健康な日々を送るためにその他の栄養素が存在しています。
一日どれ位のカロリーが必要か?
一人ひとりエネルギー消費量は違うので簡単にどれくらい必要かを記載します。
一日の生活レベル
Ⅰ
座位中心で生活の大部分座っているⅡ
移動や買い物、軽いスポーツなどをするⅢ
立ち仕事や移動が多い、活発にスポーツなどする簡単に説明しましたが、個人個人違いがありもっと詳しく知りたい人もいると思います。参照を見てみてください。日本医師会さんが詳しく説明してくださっています。
カロリーを採りすぎると
エネルギーを過剰に摂取すると、肥満になり病気になります。どの様な病気になるかというと、高血圧、糖尿病、痛風、脂肪肝、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病などの要因になります。