五香粉(ウーシャンフェン)は八角などが粉末になった調味料です。
好き嫌いが分かれる調味料です。特に八角の香りが嫌いな人は受け入れない味となります。
台湾の味を再現するのには使い勝手の良い調味料だと言えます。
今回はこの五香粉には何が入っているのか?この調味料はどの様な料理に合うのかを解説していきます。
五香粉とは
ミックススパイスで、中国料理や台湾料理を作る時によく使用されるスパイス。
メーカによって配合は多少違うみたいですが、基本的に八角の香りと山椒(花椒)のピリッとする辛みが特徴的。
その他、クローブ、シナモン、フェンネル、陳皮などが入っています。
八角(はっかく)
八角はトウシキミと言われる植物です。
このトウシキミの果実を乾燥させたものが八角となります。八角の他スターアニスや八角茴香(はっかくういきょう)と呼ばれます。
八角は中国、ベトナム、インドなどで広く栽培されています。
香辛料として使われますがその他、医療品や漢方薬などに用いられる。
花椒(かしょう)
花椒、中国読みですと『ホアジャオ』となります。
四川料理の麻婆豆腐などの辛い料理唐辛子と一緒に使用される事が多い調味料。
日本でいう所の山椒です。
香りや辛みが少々強くなったのが花椒です。
五香粉を使った料理
五香粉を使った料理は中国料理や台湾料理が主になると思います。独特な香りとピリッとした味わいになります。
簡単に家庭でも作れるよな五香粉を使った料理を紹介します。
台湾屋台の味トマト牛肉麺
牛スジとトマトで作るうどんです。
台湾に行ったことがある人なら、屋台で販売されているのを見た事あるのではないでしょうか?台湾のトマト牛肉麺はスパイシーですが、今回はスパイスを抑えめで子供でも食べれるような味付けになってます。
作り方は『トマト牛肉麺』で紹介しています。簡単に作れますので、是非一度試してみてください。
角煮の変化形トンポーロー
普段と違う角煮が食べたいと思ったらこの『トンポーロー』がオススメです。本来皮付きの豚バラ肉を使用しますが、皮が無くても美味しく出来ます。皮があった方が見た目が良いだけです。家庭で作る時は皮無しでも問題なく作れます。
こちらのトンポーローも作り方を紹介していますので、チェックしてみてください。
マーボー豆腐やマーボー茄子
一番使い勝手の良いのが、日々の麻婆豆腐に五香粉で味変ができ、なんか本格的な中華になります。
四川料理屋さんで出てくるような麻婆豆腐の香りになります。
餃子や唐揚げの隠し味に
餃子や唐揚げと言った下味を付ける際に、少し五香粉を使う事でいつも全然違う餃子や唐揚げになります。スパイス感が強いので少量使って味見をしながら加えていきましょう。
五香粉どこで購入できる?
私は数カ月に一度『カルディ』に行きます。その時、五香粉が少なくなっていれば購入してきます。
メーカーによって多少味が違いますが、数本使ってみて、YOUKIの五香粉に落ち着きました。
アマゾンなどでも購入できる様です。
お肉料理に合います。独特な香りですが、一度はまってしまうと手放せなくなってしまいます。
私、40歳すぎるまで八角の香り多分嫌いでした?あまり口にしたことが無かったですが好んで口にしませんでした。偶然行った中華で八角の香りの料理を食べていて、「あれ?嫌いじゃないな」と思い色々と自分でも作ってみるようになりました。
もし嫌いではなかったら、非常に味や香りに変化をもたらしてくれる、使い勝手の良いスパイスだと思います。
私のオススメは麻婆豆腐ですね。もし作るのが面倒でしたら、市販の麻婆豆腐の素に少し振りかけるだけで味、香りともに本格中華にしてくれます。是非一度試してみてください。